にわとりさんが、近隣の若手農家の飲み会から帰ってきた。
にわとりさんは、酔っぱらっている。
にわとりさんと同じ時期に結婚した若い男の子が、美人の奥さんの画像を見せびらかしていたそうです。
その流れで、にわとりさんの奥さん(私)の写真を見せろということになったらしく。
その会のメンバーは、私の兄を知っているため、お兄ちゃんに似てるの~?wwwとか、そういういじりがいっぱいあったそうです。
にわとりさんは、「俺は顔で好きになっちゃんじゃない、ソウルの中心がどうのこうのでなんとかかんとか~」と言って私の写真を見せなかったらしい。
それを何度も私に話すんだ。
私はね、顔が悪いって言われてる気分になった。
そりゃ、良いか・悪いかで言ったら悪いよ。
ヒゲも生えてるぐらいだしな!
だからといってもだ。
悲しくなってしまったんだ。
そのことをにわとりさんに言うのが恥ずかしくて言えなかった。
返答を素っ気なくして、機嫌を損ねることしかできなかった。
言えばよかったんだよ。
傷ついたって。
それはそれで逆切れされそうとか、言っても意味がないとか思って。
にわとりさんだって、悪気があって言ってるわけじゃないんだ、といい聞かせたり。
そういうのを我慢して、不満が積もっていくんだろうなぁ。
にわとりさんも、なんで私が嫌な思いをしているのか気づかないだろうし。
などと思いつつ、また自己嫌悪である。