鯖缶ランドリィ

劣等感にまみれたさばのが日々感じたことをぶち込むブログです。

火葬場怖いよなぁ〜、など。

葬儀は無事に終わって、寝てたけど胃が痛くて起きたので、ブログ書くか〜と。

 

まず、遺体を棺桶に入れる儀式。

あ〜、これが送り人ってやつかぁ。

 

布団の中で着替えさせる技術、すごい。

何がどうなってんだろ。

 

おばばさまは、普通に寝てるだけって感じで今にも起きそうだった。

 

手を握ってみると、ドライアイスで冷やしてあるので、めっちゃ冷たい。

 

冷蔵庫から出した食材みたいだなと思って、うっかり「キンキンに冷えてる…」などと口走ってしまった。

 

 

遺影の写真なんだけど、じーちゃんの写真は大量にあるのに、おばばさまの写真を撮る機会がなさすぎて全然良いのがない。

 

とりあえず、さばの母は、アルバムの中で1番新しい写真を提出したのだけれど、何だか色味が暗くてあんまり良い写真じゃなかった。

 

後で変更することもできると言われたようで、次の日アルバムを改めて探した。

 

生前おばばさまは、葬式に使うならこの写真を使ってほしいと指定していたものがあったらしいのだけど、見つからない。

 

かなり若い時の写真だったらしく、それだったら、2枚ほど若い頃の写真があったので、それを再提出しようとしたら、もう遺影は出来上がってるとのことで、間に合わなかったのだ。

 

 

何でもっと早くに探しておけば良かったのに…と、さばの母を責めてしまった。

 

 

で、出来上がった遺影を見たらですね、なんかいい感じに仕上がってた。

 

 

元は暗い感じの写真だったのに、明るく血色のいい写真になってた。表情も明るく感じた。かといって、色味調整しました!!!!!って感じじゃなくて、すごく自然だった。

 

 

むしろ、こっちの写真で良かったね!と、さばの母と話した。

 

 

やっぱ、プロの補正技術ってすごいな。

 

 

お通夜。

 

控室から一番最後に出ようとして、靴を履こうとしたら、足が入らない。

 

 

誰か間違って私の靴を履いちゃってるやんけ!!!!

 

似たような靴ばっかりだから、間違えそうだな…とは思っていたけど、よりによって昨日、慌てて買った新しい靴なのにぃ…。

 

 

仕方なく茶色のスリッパで、ペタペタ歩き着席。

 

 

今日は、このスリッパで帰るんか~とか思ってたら、にわとりさんが「誰が間違えて履いてたか分かった」と。

 

えー!何で分かったの???と聞いたら、

〇〇さんの靴、足首の後ろがガバガバで隙間空いてたから、とのこと。

 

〇〇さんに聞いてみたら、やっぱり履き間違えてて、交換してもらった。

 

にわとりさんって、こういう観察が鋭いのよね。

 

私なんか、控室に戻った時に、片っ端から似たような靴を履いてみるかと思ってたから。

 

 

棺桶には、おじいちゃんの写真と、おばばさまの着物、そしてあんぱん(あんこ増量中)を入れてもらった。

 

 

さばの母は、棺に食べ物を入れる事に抵抗があったらしい。

 

 

今まで葬儀に参加した時に、食べ物を入れてるの見たことないよ、と。

 

 

でも、ネットで調べたら食べ物は入れてもいいし、故人が好きな物を入れるのは定番らしい。

 

イカ丸ごととかは爆発するから、駄目みたいだけど。

 

それに、おばばさまと最後に会話したのが施設のリモート電話だったんだけど、そのときに何が食べたいか聞いたら、あんぱんが食べたい!と、言っていたので。

 

実際は、おばばさまはその時は、飲み込みが難しくて、固形物を食べることができないので、あんぱんはあげることができなかったし、そもそも差し入れ自体NGだったから、あんぱんも絶対に入れたほうがいいと母を説得して入れてもらった。

 

 

さつまいもを入れたら焼き芋になるのでは?と、失礼極まりない事も思った事はナイショだ。

 

 

棺桶の中に花も入れた。

 

 

色んな花があったけど、今年からにわとりさんとひまわりを育てて出荷するから、ひまわりを選んで入れてあげた。

 

 

火葬場。

 

さばの母には火葬場には赤ちゃんさんと行かないかなくてもいいよと言われたけど、結局一緒に行きました。

 

20年前以上前に、おじいちゃんの時以来の火葬場です。

 

記憶にあるのは、棺桶が火葬炉に入っていく時に泣き崩れてたおばばさまの姿と、骨を拾う時に充満した人が焼けた臭い、そして、病気の影響でピンク色になった太い骨。

 

とにかく、怖かった。 

 

 

まず、人を燃やすってのがめちゃくちゃ怖いし、臭いがより一層恐怖を引き立ててた。

 

 

最悪ゲロ吐くのでは?と思った。

 

 

不安ながら骨と対面したが、臭いは大丈夫だった。

 

灰の臭いがちょっとしたぐらいで、人が焼けた嫌な臭いは全くしなかった。

 

 

どうやら火葬炉が、昔よりもいいものに変わったらしい。

 

 

田舎だから、絶対に古いまんまだよーと思ったけど、新しくなってて本当に良かった。

 

技術開発した人、本当にありがとう!!!!!

おかげでゲロ吐かずに済みました。

 

 

骨の方は、おばばさまが骨粗鬆症だったため、バラバラに形が崩れてて、骸骨って感じじゃなくて良かった。

 

 

色は薄ピンクで、珊瑚みたいだなぁと思った。

 

 

思ったよりは全然大丈夫だった。臭いがなかったのが大きいけど、トラウマ克服できたかもしれない。

 

 

でも、やっぱり棺が火葬炉に入って行くのは物悲しかった。

 

 

入れるときに角に棺が引っかかって、手こずったので、誰かが「まだ死にたくないっって言ってる」と、話てた。

 

 

実際、おばばさまの口癖は「死んだようなもんだ!」としょっちゅう言ってた。

 

 

口喧嘩になると、いつも言ってたし、「いつか死んでやるからな!!!」と怒り爆発してたけど、そりゃそうだよと皆で笑ってたっけな。

 

でも、本当はめちゃくちゃ死にたくないから故の「死んだようなもんだ!」だったんだよね。

 

でも、いつからか口癖が「死んでも命があるように!」って、格言風な事言ってたな。

 

これは、おばばさまのオリジナルなんだろうか。

 

 

にわとりさんが、印象に残ってるエピソードは、昔嫌だったばーさんのお茶の中に砂利を入れてやったと、爆笑しながら話してて、性格悪!っと思ったとのこと。

 

 

にわとりさんがあった時点で、おばばさまはボケてたけど、多分実話だと思う。

はちゃめちゃすぎるんだよなぁ。

 

 

私がおばばさまと過ごした期間は、ボケてない基幹の方が圧倒的に多いはずなのに、ボケてる時のことしか思い出せない。

 

 

インパクトが強すぎるんだよね。

 

 

真夏なのに、エアコン効きまくってたからおばばさまはいつも「外は吹雪いてるのかい?」って毎日聞いてきたり。

 

 

家の近辺でクマが出没したときに、おばばさまが、にわとりさんに何か外にいるのかい?と聞かれたので、にわとりさんが「亀がいるんです」と嘘っぱちこいた時も、「亀?!ちょすんじゃないよ(触っては駄目だよ)」と言ったり。

 

 

 

おばばさまがボケてるから、私も、にわとりさんもめちゃくちゃな接し方してた。

 

 

死んだら度と辺りの記憶になるんだろうか、若い頃の状態で後半の記憶も持ってたら、めちゃくちゃ怒られるぞ!と思った。

 

 

親戚の方のお家で、霊的現象があっておばばさまが来たらしいんだけど、うちらの所には、おばばさまは来なかったな。

 

 

うん…、まぁ、そういうことだろうな。

 

 

面白エピソードとか思い出すけど、生きてた頃はイライラする事の方が多かったように思える。

 

 

死んでから、もっと優しく接してあげれば良かったのになって思うけど、その時はその時でやっぱり無理だったと思う。

 

 

にわとりさんに、そのことを話したら、今生きてる人たちもいつか居なくなるかもしれないと思って接していけばいいよねと、言ったけど、とはいえ、イライラするんだろうなぁ〜と、思う。

 

なかなかね、難しいよね。

 

 

とりあえず、メインの葬儀が終わった。

思ったよりも、悲しみの渦には陥ってない。

 

 

結構早い段階で、脳みのがおばばさまは昔になくなりましたよ〜、という処理をしている感じがする。

 

 

それは、悲しみを誤魔化してるだけかも、しれない。

 

 

だから、胃が痛くて寝れないのかも。

 

 

あるいは、食べすぎたか。

 

 

もしくは、一昨日に鶏の手羽元を焼いて食べたんだけど、めっちゃ生焼けでピンクというよりマグロみたいな赤だったのに強行突破したのが、いけなかったのか。

 

 

でも、下痢じゃないんだよなぁ?

 

 

にわとりさんは腹痛だったらしいけど。

 

 

話が逸れてきたし、眠たくなってきたので寝るか。

 

 

葬儀の話はまだちょっと、書きたいことがあるので続くかもしれないし、続かないかもしれない。