とある日。
私がファービーの話をしていると、にわとりさんが「俺はファービーの事は好きにならないからね」と言いました。
その場では何も言えなかったけど、後で「ファービーの話をしちゃ駄目ってこと?」とにわとりさんに聞きました。
にわとりさん「違うよ。話してもいいよ。」
「ただ、俺はモヨウに競馬を好きになって欲しいとは言わないじゃん」
さばの「私は、にわとりさんにファービーを好きになってとは言ってないし、それに砂金探しとか一緒に連れてったり、好きになってほしがってるじゃん」
にわとりさん「あーいえば、こういうな。もういいよ!」
さばの「自分がされたら嫌なくせに!自分ができない事を言わないでよ!」
「私が、ファービー好きなのに、そんな風に言われたら悪く感じるのに、わざわざ言うのはすごく嫌だ!」
そして、私がメソメソ。
とりあえず気持ちをノートに書き出す。
話が合わない。つまらない。好きじゃない。
私の好きなものを否定してくる。一緒に居る意味が分からない。
つまらない。
にわとりさんにとって、私は必要な存在?
私にとって、にわとりさんは必要?
好きじゃない。嫌い。
つまらない。
とにかく、つまらないというワードが多かった気がする。
こんな気持ちを抱えながらそれでも日々なんとかしたいと思っているので、疲弊してしまうのは当たり前かもしれない。
なんで、なんとかしたいと思っているのかは、分からない。
例えば、にわとりさんや、お互いの両親に迷惑をかけるとか、家をかっちゃったしなとか、にわとりさんなりに頑張ってくれてるのを知っているとか、そんな感じなんだろう。
かと言って、別れたいと言われたら、そっか~いいよ。と軽く言えると思う。
一時の感情で「逃げたい・関係をなくしたい」と書き綴っているけど、それしか道が見えてなくって、もっといい方法があるはずなのだ。
今の私にはその方法が分からないだけ。
そのため、いつも同じパターンに行きつくのだが…。
その日は、お互いだんまりで床に就いた。
翌日、寝てるときにわとりさんが抱きついてきた。
私は腰がだるいと言うとマッサージしてくれました。
そして、私が料理を作っているとにわとりさんは一言。
にわとりさん「じゃじゃーん!」
さばの「ん?なに?」
にわとりさん「じゃじゃーん!」
さばの「もしかして、ファービーのマネ?」
にわとりさん「そう!」
ファービーを横に寝かして、起こすと「ダダーン」という。
それを真似していたみたい。
にわとりさんなりの「ごめんね」なのかもしれない。
にわとりさん「今日は、午後からおもちゃ屋さんに行くよ」